マイナス金利の影響
銀行にとって持つだけで収益獲得機会があった日銀預金。
2016年2月に始まったマイナス金利政策導入により、逆に収益を吸い取られるようになってしまった。
ここ最近、そのマイナス金利導入の影響が顕著になってきた。
具体的には
〇MUFJ⇒国債入札の特別資格を返上。
(国債に向けていた資金の今後の展開が期待される。)
(圧倒的資金力で農地の大規模化、生産の効率化が期待される)
〇みずほ⇒カンパニー制導入。
(3メガ唯一のカンパニー制導入により、銀行・信託・証券を一体とした新しいサービスが期待される。)
上記のように3メガの収益構造がマイナス金利政策導入により変わろうとしている。
今後もその動きから目が離せない。
大分県の観光客事情
2016年4月4日の日本経済新聞にて「大分県のホテル稼働率が12年と比べると低下した。」と書かれていた。果たして大分県の観光業は衰退してきているのか。当該記事だけでは判断できないため調べてみた。
〇東京・・日本人宿泊者102%増、外国人宿泊者214%増
〇大阪・・日本人宿泊者106%増、外国人宿泊者305%増
〇大分・・日本人宿泊者108%増、外国人宿泊者220%増
(S/D:国土交通省観光庁、宿泊旅行統計参考に筆者作成(対12年比))
上記データより、大分県の宿泊者数伸び率は東京、大阪と比較しても悪いわけではなくむしろ健闘しているといえるのではないか。
日経新聞の記事はシティーホテルのみにフォーカスを当てた記事でありその他の宿泊施設の場合宿泊者数は増加しているため観光業はまだまだ衰退していないと考えられる。